2023年を迎えて 年頭のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

渋谷区議会議員として早4年が経とうとしています。この間、私たちの生活は大きな変化を余儀なくされましたが、ようやく街に人びとが戻り、活動が再開する中、令和5年を迎えることができました。

あらためてこの4年間は、度重なる行動制限のほか、経済の停滞や国際情勢にも起因する物価高騰など、苦難の連続でした。この状況を乗り越えるため、私は議員として全力を尽くしてきました。

新型コロナウイルス感染症対策では、ワクチン接種に関する情報や行政の補助金制度、経済支援情報を皆さんに迅速にお伝えし、行政手続きのサポートにも注力しました。地域にお住まいの方々をはじめ、事業者や企業の皆さんへの支援はまだまだ必要です。今後も継続して国や自治体に働きかけていきます。

医療や介護、福祉、教育、子育て、防災など、区民の皆さんの生活に直接関わることに関しても、当然のことながら、渋谷区議会議員として心から充実させたいとの思いで活動を続けています。

それに加え、私が力を入れているのが経済対策です。民間企業での20年間の経験から、渋谷区に本拠を置く企業が成長するためのサポートに力を傾けてきました。すべての事業者や企業の方々が、自治体と連携し社会をより良くするために業績を伸ばせる。そのための環境を整え、活動に自ら寄り添っています。

行政サービスの充実にはお金がかかります。だからこそ、地域経済が潤うよう支援し、渋谷区の税収入を増やしながら、財源を確保する必要があります。それと同時に、民間が持つノウハウや技術を活用して、効率的でスムーズな行政運営も求められます。

これらはすべて、私が実現したいことにつながっていきます。それは、渋谷を、「うれしい、たのしい、大好き」と思いながらワクワク生きられる街にすること。その主役は「人」です。今日も生きていてうれしい、毎日がたのしい、そんな自分が大好きと思いながら暮らす、そんな「渋谷」にしたいと思っています。

私は、地方で育ち、大学から東京に出て渋谷で暮らし、渋谷の会社から世界に目を向け、社会貢献活動もしてきました。さまざまな価値観がぶつかり合う中では、残念ながら戦争や差別も起こります。憂鬱なまま朝を迎え、仕事や生活に追われて一日が終わってしまう。こうした生活は日本でも起こり得ます。平穏に思える日常の中にはさまざまな課題があり、日本を取り囲む情勢からは今の暮らしが不変ではないことは明らかです。

では異なる価値観がぶつかり合ったとしても平和であり続けるために必要なことは何か。それは、目の前にいる相手への敬意(リスペクト)です。周りの人の良いところを見つけて生かし合える社会。誰もが違う人生を生きてきたのですから、相手にも自分自身にも、他の人が持っていない良さがあるはずです。そうした個性を生かし共に生きていける「共生社会」をつくっていく必要があります。

共生社会では、国や街の安全、支え合う安心感、チャレンジできる環境、将来へバトンを渡す責任、周りの人たちへの感謝が欠かせません。私は、そのために政治に力を注いでいきます。日本の、世界のどの街よりも、皆さんが「うれしい、楽しい、大好き」と思いながら暮らせる街を実現させていく。渋谷区の可能性に触れ、この思いをより一層強くしています。

激動の本年も、皆さんの生活を安定したものとするため、微力ながらまだまだ力を尽くさせていただきたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

渋谷区議会議員
中村たけし

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