世の中を良くするために行動し続けたい

民間企業での経験や、青年会議所などでの社会活動を経て、渋谷区議会議員となった中村たけし。8つの政策へとつながるこれまでの歩みや、政治家としての信条をご紹介します。

 

日本にはない価値観に触れたアメリカ留学

私が社会を良くしたいとの思いを強く持ちはじめたのが、米国オレゴン大学に留学したころです。各国からの留学生たちと共に学ぶ中で、多様性を大切にする文化にも触れました。アメリカでは、行政手続きがオンラインでできるしくみがすでに普及しており、こんな便利さが日本でも実現できないだろうかと、夢が膨らんだことを今でも覚えています。

その後、ヒューレットパッカードやモルガン・スタンレーなど外資系企業での業務を通じ、ICT技術で日本の社会を便利にすることや、不動産投資によって地域で暮らす皆さんの生活を快適にすることに奔走しました。特に、街の再開発は半年~10年を掛けて物事を動かします。ビルオーナー、自治体、地元の皆さんとの信頼関係や相手へのリスペクトが何よりも求められました。

企業の利益追求だけでは社会は育たない

社会を良くしようとまい進した日々でしたが、2008年のリーマンショックで、あらゆる仕事がストップしてしまいます。そんな時に、先輩から、「企業の利益追求だけでは社会は育たない。そういうことも学んでみては」と声を掛けてもらったんです。そして、青年会議所での活動をスタート。2015年度には東京青年会議所の第66代理事長を、翌2016年には、国連「グローバル・パートナーシップ・サミット」の議長も務めました。

サミットでは、各国が持続可能な社会に向けて一歩を踏み出せるよう、SDGsの17の目標の中でどれに注力をするかを宣言するよう議論をリードしました。あらゆる層の行政機関と社会的課題の解決に向けて議論し、実行するなど、この時の経験は、今の政治活動の礎になっています。

もう1つ、社会人経験の中で忘れられない出来事があります。それは2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件です。私は、ヒューレットパッカードの米国本社(シリコンバレー)にいて、全米の空港封鎖を経験しました。テロや戦争は身構えていても起こるという現実を目の当たりにし、平和であることへの感謝をこの時ほど強く感じたことはありませんでした。

声に出して初めて気づいた自らの思い

2017年からはWeWorkの日本法人設立に参画。ビジネスの世界で人と人をつなぐ媒介者として、さまざまなビジネスを支援しました。実は、WeWorkに入社する際、社長から「おまえは5年後、なにをやっていると思う?」と聞かれて答えたのが、「政治家になる」でした。自分はそんなことを考えていたのかと、声に出して初めて自らの思いに気づけた気がします。その2年後、渋谷区議会議員に初当選し、政治活動をスタートさせました。生きている限り、世の中を良くするために行動し続けたい。これまでもそうしてきたように、社会を良くしたいという思いを人任せにせず、行動していきたいと思います。

 

中村たけしについてのくわしいご紹介は「プロフィール」でご覧ください。

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